24時間説法なう

改めて、本日の寺かふぇにお越しいただきました皆様、
本当にありがとうございました。

24時間説法なう

洞慶院の若和尚、崇元さんは、
今日の朝10時から、明日の朝10時まで、
24時間説法という挑戦を今している最中です。
しかもまだ半分、折り返し地点。
24時間くらいないと、思いを伝えきれない、とのことでした。

不安を抱える時代ですが、
私は、仏教に希望を感じていて、期待したいと思っています。
また、今一番必要なものかもしれないとも。
だから崇元さんの挑戦は本当に素晴らしいと思うし、うれしいです。

仏教の教えが深く根付いている、ミャンマーを訪れたことや、
ヨガの修行の内容を知ったことなどからよりそう思うようになりました。
(ヨガの修行はヒンドゥーの教えですが、仏教と共通の点がありました。)

ミャンマーとヨガの修行に共通していたこと、
それは、
「人に親切にすることが、自分の徳になる」
という考え方です。

ミャンマーの人たちは子供の時からその教えを受けているので、
どこに行ってもひたすら親切、親切、親切。
三週間の旅で利己的な人には結局誰一人会わず、
本当に驚き、感動しました。

そして、ヨガの修行者が、修行の中で、老人の介護をしているのを知りました。
「この人の介護をさせてもらうことが、自分の徳になるんです。」
と言っていたのです。

介護する人は自分の徳になると思っている。
介護される側もそれを知っているから、
申し訳なく思う気持ちも軽減し、安心して身を任せられることでしょう。

これらのことを知って、
この教えこそ、大半の問題の解決策になりうるんじゃないかと思ったのです。

こういう教えを心の中心に持っているということが、
うらやましくなりました。
子供のころからその教えの中で育てば、
生きることがもっと楽になるはずです。

わがままになったり、怒りをぶつけたくなる瞬間は誰しもあると思います。
でも自分がそうなったとき、
自分が一番それに気づいていて、一番嫌な思いをしているわけです。
その利己的な感情をコントロールして心を平和にしていくのが、
仏教をはじめ宗教の役割。
宗教と政治はどこかタブーな雰囲気があるけれど、
仏教はもっと前に出ていいと思うんです。
いろいろ教えてほしいし、知りたいし、話もしてみたい。
仏教と共に歩んできた国だし、
生きるために智恵がたくさん詰まっていると思うから。

説法なう、な崇元さんに、元気玉届け!
これからも、仏教に、崇元さんに、期待しています。


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2015年11月22日 Posted byEmiko Totsuka at 22:50 │Comments(0)お寺・仏教のはなし

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